ハーバリウムとは?定番インテリア化の理由と長持ちさせる寿命の秘訣

ハーバリウムとは?定番インテリア化の理由と長持ちさせる寿命の秘訣

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ハーバリウムの透明度と安全性を決定づける心臓部が「専用オイル」です。市場に流通しているオイルは、石油由来の高純度鉱物油である「ミネラルオイル(流動パラフィン)」と、合成樹脂由来の「シリコーンオイル」の2種類に大別されます。見た目は同じ透明な液体に見えますが、分子構造、比重、粘度、そして花材への化学的影響は大きく異なります。

初心者が最も陥りやすい失敗は、手芸店や100円均一ショップ、専門店で異なるオイルを買い足し、1つのボトル内で混ぜてしまうことです。ミネラルオイルとシリコーンオイルは比重や極性が異なるため、混ざり合わずに二層に分離し、白濁して観賞価値を著しく損ないます。それぞれの物性を正しく把握した上での選択が不可欠です。

項目ミネラルオイル(流動パラフィン)シリコーンオイル編集部の見解・評価主原料・光沢感石油系高純度炭化水素
屈折率:約1.47(高い光沢感)ケイ素化合物系合成油
屈折率:約1.40(自然な透明感)ミネラルオイルはガラスに近く、光を当てた時の輝きが際立つ。引火点と安全性約250℃〜262℃
(消防法:指定可燃物)約300℃〜330℃
(非危険物区分が中心)どちらも常温発火の恐れはないが、シリコーンオイルの方が耐熱マージンが高い。色落ち耐性プリザーブド染料が溶け出しやすい傾向染料の溶出が極めて起きにくい着色花材を多く使用する場合はシリコーンオイルが圧倒的に有利。温度変化への耐性約-10℃以下で白濁の可能性あり約-50℃でも粘度・透明性を維持寒冷地への冬期配送や寒暖差のある窓辺設置ではシリコーンが安心。市場相場(500ml)約1,000円〜1,500円約1,800円〜2,800円練習用や大容量制作ならミネラル、贈答用や長期展示ならシリコーンを推奨。

一般社団法人日本ハーバリウム協会(JHA)をはじめとする専門機関の規格でも、粘度は350cs(センティ・ストークス)前後が推奨されています。粘度が低すぎると花材が浮遊して位置が定まらず、高すぎると気泡が抜けにくくなり、ボトリングの難易度が急上昇するためです。

佐藤 大輔
著者

佐藤 大輔

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