広瀬すずが「仕掛け人」を担当した際、特に際立つのがその圧倒的な演技力とアドリブ力です。バラエティ番組特有の過剰な演出に流されることなく、日常会話の延長線上にある自然なトーンでターゲットに接するため、相手は完全に油断し、疑う余地を与えられません。
自身が主演を務めるドラマや映画のプロモーション時にも、共演するベテラン俳優や若手キャストに対して真顔で架空のハプニングを持ちかけるなど、悪戯っ子のような一面を発揮します。ネタバラシをした瞬間に見せる「してやったり」という無邪気な笑顔は、撮影現場の緊張感を一気に解きほぐすムードメーカーとしての役割も果たしています。
さらに視聴者の満足度が高いのが、実姉である広瀬アリスとの共演や姉妹にまつわるエピソードです。バラエティ番組で姉妹に関するドッキリやインタビューが展開される際、アリスの豪快なリアクションに対して、すずが冷静かつ的確にツッコミを入れる構図はもはや鉄板のエンターテインメントとなっています。お互いに気兼ねのない姉妹関係だからこそ引き出せる飾らない本音のトーンは、作られたタレント像とは一線を画すリアリティを生み出しています。