こうしたストレスから逃れるため、多くのユーザーが乗車直後に「アイドリングストップOFFスイッチ」を押して手動で機能を解除しています。しかし、エンジンを切るたびにデフォルトの「作動状態」に戻ってしまうため、押し忘れによるストレスが絶えません。
そこで市場で需要を伸ばしたのが、配線に割り込ませて常に機能をOFF状態に保持する「アイドリングストップキャンセラー」と呼ばれる社外品アフターパーツです。
キャンセラーを導入することで、以下のメリットと注意点が生じます。
- メリット:乗車時のスイッチ操作が不要になり、エアコンの常時稼働、スムーズな発進レスポンス、バッテリー寿命の延命が期待できる。
- 注意点:配線加工を伴う安価な粗悪品の場合、車両の電子制御ECUにエラーログが残ったり、ディーラーでの電装系保証が受けられなくなるリスクがある。
- 車検への影響:アイドリングストップ機能自体の停止は保安基準違反には該当しないため、キャンセラー装着状態でも車検には基本的に合格する。
そもそも「ユーザーが社外パーツを購入してまで機能を無効化したがる」という異常な事態そのものが、このシステムが日本の軽自動車ユーザーの実情と乖離していた動かぬ証拠と言えます。