ネット上のQ&AサイトやSNSでは、「月額料金を浮かせるために友達同士でプライムアカウントを割り勘して共有している」という書き込みが散見されます。しかし、これは極めて重大なコンプライアンス違反であり、重大なリスクを背負い込む行為です。
Amazonプライム会員規約において、会員特典は「生計を同一にする同居の家族」を想定して設計されています。友人や恋人、別居の知人にログイン用のメールアドレスとパスワードを譲渡・貸与する行為は、規約上の「アカウントの不正利用」および「第三者への貸与禁止条項」に明確に抵触します。
近年のストリーミングサービス各社は、接続IPアドレス、端末の地理的位置情報、同時アクセスのパターンを機械学習によって高精度に監視しています。ある端末からは東京都内からアクセスがあり、数分後に全く異なる地域のIPから別作品が再生されるような異常な接続パターンが検知された場合、事前の警告なしにアカウントの強制解約や、プライム特典の永久剥奪措置が執行されるケースが報じられています。
それ以上に危険なのが、個人情報の漏洩です。AmazonアカウントのIDとパスワードを他人に教えるということは、Prime Videoだけでなく、「登録済みのクレジットカード情報」「自宅の配送先住所」「過去の全ショッピング履歴」の閲覧・操作権限をそのまま相手に明け渡すことを意味します。「信頼できる親友だから大丈夫」と考えていても、相手のスマートフォンの紛失やマルウェア感染によって、あなたの重要個人情報がダークウェブ等に流出する二次被害が多発しています。友人との安易なアカウント共有は絶対に避けてください。