徳川13代将軍・徳川家定の生涯は、黒船来航から開国、そして幕府の瓦解へと突き進む歴史の巨大な転換点に完全に重なっていました。生まれ持った病弱な身体と、政敵たちの悪意に満ちたプロパガンダによって、長きにわたり正当な評価を奪われてきた悲運の将軍であったといえます。
しかし、毒殺の恐怖に晒されながらも厨房で菓子を焼き、大奥の喧騒の中で篤姫と心を通わせ、病床から断固として幕府の正統後継者を指名したその歩みは、決して暗愚などと切り捨てられるものではありません。歴史の奔流に翻弄されながらも、与えられた持ち場で己の役割を全うした徳川家定の素顔は、いま改めて静かな輝きを放っています。 (出典: 徳川 13 代 将軍(Yahoo!ニュース))
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