Q1:涙やけはフードを変えればどのくらいの期間で治りますか?
A1:食事の改善によって体内の代謝が整い、新しく生えてくる被毛に変化が現れるまで、最低でも2ヶ月から3ヶ月程度の継続観察が必要です。すでに赤褐色に変色してしまった毛そのものが白く戻るわけではないため、変色部位を少しずつトリミングでカットしながら、根元から生えてくる新毛の状態を確認してください。1〜2週間で効果が出ないと判断してフードを次々に変える「フードジプシー」は、かえって犬の消化器官に大きな負担を与えます。
Q2:鼻涙管洗浄をすれば一生涙やけは治りますか?
A2:一度の洗浄で永久に治るケースは稀です。鼻涙管の目詰まり物質(老廃物や粘液)を押し流すことで劇的に改善する個体もいますが、トイ・プードルや短頭種のように管自体が生まれつき極めて細い場合、数週間から数ヶ月で再び老廃物が溜まり、再閉塞を起こす傾向があります。全身麻酔のリスクを伴う処置でもあるため、生涯にわたって何度も繰り返すのか、日々の優しい拭き取り管理に留めるのかは、主治医と慎重に協議して決定すべき事項です。
Q3:子犬の時期に涙やけがひどいのは成長とともに治りますか?
A3:生後半年から1歳前後の成長期に涙やけが悪化し、成犬になると自然に落ち着くケースは多々あります。子犬期は頭蓋骨が急激に発達している最中であり、鼻涙管が一時的に圧迫されやすいことや、乳歯から永久歯への生え変わりに伴って歯根周囲が刺激され、涙の分泌中枢が活性化することが理由です。成犬になり骨格が完成するとともに改善することもあるため、子犬の時期は過剰に薬品等を使わず、ぬるま湯での優しい拭き取りと清潔維持を最優先に見守るのが賢明です。