皮膚科の受診において、ネット上の誤った噂や不正確な知識を鵜呑みにして後悔するケースが後を絶ちません。須田スキンケアクリニックを受診する前に押さえておくべき「3つの盲点」を明らかにします。
第1の盲点は、「あらゆるシミが健康保険で取れる」という誤解です。加齢に伴う一般的なシミ(日光黒子・老人性色素斑)は美容目的とみなされ、保険適用は法的に不可能です。保険が利くのは、太田母斑や異所性蒙古斑などの特定の青あざ、あるいは悪性腫瘍の疑いがある病変に限られます。「保険で安くシミを消してくれなかったから不親切だ」というネットの低評価は、受療者側の制度理解不足による言いがかりと言わざるを得ません。
第2の盲点は、レーザー治療直後の「一時的な悪化」を失敗と勘違いすることです。シミ取りやほくろ除去のレーザーを照射した部位は、かさぶた(痂皮)が形成され、一時的に色が濃くなります。さらに、かさぶたが剥がれた後も「炎症後色素沈着」として数ヶ月間薄茶色の影が出現することが医学的正常反応として起こり得ます。これを「レーザーでシミが濃くなった、失敗された」と早合点してネットに書き込む例が見受けられますが、医師の指示通り遮光と摩擦防止を徹底すれば、時間経過とともに消失していきます。
第3の盲点は、受診理由の整理不足です。限られた診療時間内で最大の医療効果を引き出すためには、「いつから、どの部位に、どのような症状があり、過去にどんな薬を使ってどうだったか」を端的に伝える準備が必要です。相談したい内容を頭の中で箇条書きにして診察室に入るだけで、医師との意思疎通の解像度は劇的に向上します。