テレビ番組の共演という形こそ過去のものとなりましたが、二人が長年培ってきた「魂の盟友」としての精神的結びつきは、今なお揺るぎません。
美輪明宏さんと江原啓之さんが対談などで一貫して語ってきたのは、「霊や不思議な力に依存してはならない」という極めて現実的な警告でした。目に見えない世界を扱いながらも、二人が常に強調していたのは「日々の挨拶」「感謝の心」「自立した努力」「他者への思いやり」という、人として当たり前の道徳心です。
軽薄なスピリチュアルビジネスが乱立する昨今において、現実逃避の道具にされがちなスピリチュアリズムの危うさを誰よりも理解していた二人だからこそ、安易な再結成やビジネス目的の共演には乗らない矜持を持っています。互いに言葉を交わさずとも通じ合う孤高の信頼関係こそが、美輪明宏と江原啓之という二大巨頭の真実の関係性です。