ネット検索において「おっぱい大会」というワードが浮上する背景には、性質の異なる複数の現象が同じ言葉で包括されているという実情があります。ウェブ上の検索データおよび報道各社のアーカイブを分析すると、主に以下の4つのカテゴリーに分類されます。
第1に、成人向け動画市場および配信プラットフォームにおけるジャンル名です。大手動画共有プラットフォームでは「おっぱい大会」関連の検索ヒット数が数十万件規模に達しており、パロディ企画やフィクションとしての大会動画が根強い需要を持っています。
第2に、昭和から平成にかけて放送された地上波テレビ番組のパロディ・特番文化です。1970年代から1990年代にかけて高視聴率を記録した「オールスター水泳大会」や深夜番組『ギルガメッシュないと』などの名物コーナーが、後世のネットミームとして「おっぱい大会」と通称されて拡散しています。
第3に、インターネット掲示板やSNS発祥のユーザー投稿型コミュニティです。匿名掲示板や特設サイト上で一般ユーザーが画像を投稿し合い、投票機能でランキングを決定する「全日本おっぱい選手権」のような草の根型のオンラインイベントが存在します。
第4に、ファッション誌や美容・下着メーカーが主催する公式なビューティーアワードです。「美おっぱいコンテスト」や「美胸総選挙」と銘打たれ、女性芸能人やモデルが自らの健康的なプロポーションを披露する場としてメディアで大きく報道されてきました。