地震が発生した際、「地面が揺れているのか、自分の体調不良でめまいが起きているのか」と混乱するケースは少なくありません。特に、周期が長い微弱な横揺れや、大地震の後に頻発する余震への恐怖心が続いている時は、脳の平衡感覚が過敏になりがちです。
自身がめまいを起こしているのか、実際に地震の横揺れが発生しているのかを瞬時に切り分けるには、以下の客観的な視覚指標を確認するのが確実です。
- 水面の揺れ:コップに入った水や洗面台の水面、ペットボトル内の液体に同心円状あるいは左右の波紋が立っているか。液体は人間の三半規管よりも正確に微細な横揺れを可視化します。
- 吊り下げ物の挙動:天井から吊り下がっているペンダントライト、壁掛け時計、カーテンの裾などが規則的に左右へスイングしているか。
- 周囲の共感と端末:同室の他者も同時に違和感を訴えているか、あるいはスマートフォンで地震情報配信アカウントや気象庁のリアルタイム震度計(強震モニタ)に反応が出ているか。
周囲の物理現象に一切変化がなく、自分一人だけが「足元がふわふわする」「頭が左右に揺れる」と感じる場合は、内耳の血流障害や自律神経の乱れ、あるいは地震酔い(地震後めまい症候群)の可能性を視野に入れる必要があります。