インターネットの発展史と照らし合わせると、AV研究所 歴代まとめの足跡は、日本の個人Webサイト文化の縮図そのものです。その歴史は大きく3つのフェーズに大別されます。
第1期にあたる2000年代初頭は、テキスト主体の個人ファンサイトとして産声を上げました。当時は回線速度の制約もあり、画像よりもレビューテキストの密度で勝負する職人気質の空間でした。続く第2期の2010年代に入ると、リレーショナルデータベース(RDBMS)を活用した本格的なAV研究所 データベースへと進化を遂げます。タグ検索やクロスリファレンス機能を備え、一躍巨大ポータルへと急成長を遂げました。
気になるAV研究所 運営者の素性については、当時から「業界関係者の覆面サイト」「元流通関係のエンジニア集団」など様々な憶測が飛び交いました。当時のネットコミュニティに残されたサーバー設定情報や技術的な痕跡を精査すると、高度なプログラミングスキルと業界動向への深い造詣を持った個人エンジニア、もしくは少数のコアメンバーによる共同運営であった可能性が極めて濃厚です。商用企業のような組織だった広報体制は一切持たず、匿名性を徹底して守り続けたことも、カリスマ的な神格化に拍車をかけました。