単行本21巻が発売され、続く第84話(Cookie 2009年7月号)が発表された直後の2009年6月、矢沢あい氏の重病による緊急休載が発表されました。以降、2026年現在に至るまで『NANA』本編の連載は中断されたままとなっています。
休載理由について、公式には詳細な病名は公表されていませんが、矢沢氏自身が展覧会やインタビューのメッセージ等で「少しずつ筆を執っている」「いつか必ず描き上げたい」という創作への情熱を語り続けています。『ALL TIME BEST 矢沢あい展』の全国巡回など、作品世界を伝える活動は継続されており、ファンは静かに復活を祈り続けています。
描かれなかった「最終回の結末」については、断片的に描かれた未来編の伏線から以下のような考察が有力視されています。
- 大崎ナナの帰還:イギリス・ロンドンのパブで、ロングの金髪姿で一人歌い続けているナナ。ハチたちが彼女の居場所を突き止め、707号室で再び逢瀬を果たす結末。
- ハチの自立と家族:タクミとの婚姻関係を形式上維持しながらも、自立した女性として子どもたちを育て、ナナの居場所を守り続ける姿。
- トラネスとブラストの昇華:蓮という絶対的な存在を失った傷跡を抱えながらも、残されたメンバーがそれぞれの人生の「自立」を受け入れ、前を向くプロット。