世間に大きな衝撃を与えたのは、2023年11月21日に執行された警視庁と静岡県警による元夫の逮捕劇でした。容疑は、当時実質的な運営に関与していた静岡県内の医療法人から、口座預金を無断で引き出し私的に流用したという業務上横領容疑です。被害総額は立件分だけでも約1500万円、関連する使途不明金や損害は数億円規模に達すると報じられました。
事件の一報が流れた直後、南野陽子さんは報道陣に対し「大変驚いております。警察の捜査に全面的に協力いたします」と沈痛な面持ちでコメントを発表。そして逮捕からわずか6日後の11月27日、所属事務所を通じて以下の決別宣言を文書で公表しました。
「私事ですが、離婚いたしました。お互いに今に向き合うために必要な選択と考えました。これからも仕事に真摯に向き合ってまいります」
当時、現場の取材陣や芸能関係者の間では「もっと早く離婚すべきだったのではないか」という声が多数上がっていました。しかし、長年にわたり夫を信じ支え続けてきた彼女が、刑事事件という一線を越えた瞬間に即座に下した決断は、彼女自身の矜持と社会的一社会人としての責任感の表れであったと受け止められています。