市川市市民プールが営業休止を余儀なくされた直接の引き金は、地下配管の大規模な破損による致命的な漏水トラブルでした。開設から40年以上が経過し、施設全体の老朽化が進んでいた中で、1日に数千トン単位の水が地中に流出している異常事態が判明したのです。
調査の結果、プールの構造体そのものの劣化に加え、軟弱地盤に起因する不等沈下によって配管が広範囲にわたって破断していることが明らかになりました。水を張っても地中に吸い込まれて水位を維持できず、周辺地盤の陥没や近隣河川・調整池への悪影響を及ぼす危険性すら生じていたため、市は安全確保を最優先として営業の即時中止を決断しました。
単なるパッキンの交換や部分補修で対応できるレベルを遥かに超えており、施設全体を土台から掘り起こして全面刷新しなければ復旧できない構造的破綻が、閉鎖の決定打となりました。