博多ラーメンばりこてを語る上で外せないのが、店舗周辺にまで漂う独特の力強い豚骨アロマです。初心者が一瞬驚くこの香りこそ、豚骨を余すところなく使い切っている本物の証拠にほかなりません。
スープのベースとなるのは、豚の頭骨やゲンコツを継ぎ足しながら何十時間も強火で炊き上げ続ける伝統の「呼び戻し」技法。余計な香味野菜や化調に頼らず、水と豚骨のみで極限まで乳化させたスープは、ゼラチン質と骨の髄の旨味がぎっしりと溶け込んでいます。下処理を丁寧に行いながらも、豚骨本来の野性味あふれる風味をあえて残すことで、ひと口飲んだ瞬間に脳天を突き抜けるようなパンチと深いコクが生み出されているのです。