本作の作詞クレジットは「坂井泉水」名義となっています。デビュー作にして彼女自身が言葉を紡ぎ出したという事実は、ZARDが単なる企画モノではなく、彼女自身の感性を核にしたプロジェクトであったことを物語っています。
歌詞の根底に流れるテーマは、表題の通り「孤独(Loneliness)との決別」ですが、そこには甘い恋愛関係への逃避ではなく、痛みを引き受けながら自立しようとする女性の気高い覚悟が描かれています。
「Good-bye My Loneliness」というフレーズの裏には、愛する人との距離感に迷い、夜の静けさの中で己の弱さと向き合うリアルな心情が繊細な筆致で刻まれています。坂井泉水は決して感情を過剰に昂ぶらせることなく、淡々とした符割の中に切実な感情を宿らせました。この「感情を押し付けず、聴き手の心に寄り添う言葉選び」こそが、彼女が作詞家として天性の才能を持っていた証拠といえます。