山陰本線はその立地特性上、季節ごとの自然環境にダイヤが左右されやすい路線です。冬期の豪雪や凍結、日本海沿岸の強風、夏場のゲリラ豪雨、さらには野生動物(シカやイノシシ)との接触による急停車など、突発的なアクシデントが日常的に発生します。
こうした事態に直面した際、駅の掲示板だけに頼るのは得策ではありません。駅員不在の無人駅も多いため、自身のスマートフォンでJR西日本運行状況を能動的にキャッチする習慣が不可欠です。JR西日本公式の列車運行情報サイトやアプリ「WESTER」を活用すれば、山陰本線リアルタイム遅延情報や列車走行位置が一目で分かります。
山陰本線の大部分は単線区間であるため、先行する1本の列車がシカ衝突などで20分遅れると、対向列車や後続列車も次々と行き違い駅で足止めを食らいます。山陰エリアから上り列車を利用する際は、乗車予定の列車だけでなく「対向列車が定刻で向かってきているか」まで視野に入れておくことが、乗り継ぎ失敗を回避する最良の防衛策となります。