直近の決算発表で市場が最も驚嘆したのは、売上高の規模追いを捨て去り、利益率の改善へ徹底的に舵を切った成果だ。以前の同社を苦しめていた過剰在庫と期末の投げ売り値引きは、過去の遺物となりつつある。
需要予測に基づいた適時適量の生産体制が完全に定着した。これにより売上総利益率(粗利率)が劇的に向上し、販管費の抑制と相まって営業利益率は業界トップクラスの水準へ急浮上している。コストを切り詰めただけの一時的な黒字化ではない。粗利を自力で確保できる強いビジネスモデルへの脱皮が、数字となって証明された瞬間だった。