ネット検索において「愛を伝えたいだとか 主題歌 ドラマ」というキーワードが頻繁に見受けられますが、これは後年の大ヒットドラマタイアップ曲(『獣になれない私たち』の主題歌『今夜このまま』や、『私の家政夫ナギサさん』の主題歌『裸の心』など)の印象が強いために生じた事実誤認です。
『愛を伝えたいだとか』はドラマや映画の大規模な主題歌タイアップを獲得してヒットした楽曲ではなく、純粋に楽曲自体のクオリティ、ラジオでのエアプレイ、フェスでのパフォーマンス、そしてリスナー間のバイラルな口コミによって自力で評価を勝ち取った作品です。
また、歌詞中の「ストーカー的な執着ではないか」という極端な考察が一部で見られることもありますが、これは過剰な深読みと言えます。描かれているのはあくまで「自己完結型の妄想と、相手との関係を進展させられない若者のリアリズム」であり、誰しもが一度は経験するような思春期・青年期の精神的足踏みを象徴したものです。