グルメレビューサイト「食べログ」や「Google マップ」の口コミ欄を覗くと、旅行者たちの生々しい感嘆の声が溢れている。「空港のテナントとは思えない容赦のない辛さ」「職人の削る手つきに見惚れて搭乗案内を聞き逃しそうになった」といった書き込みが後を絶たない。
評価を押し上げている要因は、日本の一般的な町中華が陥りがちな「日本人向けの過度な甘口化」に逃げていない点にある。本場四川の容赦ないスパイス使いを貫きつつ、麺の茹で加減やスープの温度管理には日本の飲食業ならではの緻密なオペレーションが光る。このハイブリッドな完成度の高さが、食に厳しい日本人トラベラーの舌を唸らせ、高評価の連鎖を生んでいる。