男子決勝のカードは、長年のライバル関係にある仙台大学附属明成高等学校と秋田県立能代科学技術高等学校のマッチアップ。会場の空気は開始前から異様な熱気を帯びていた。
試合の趨勢を決定づけたのは、第3クォーター終盤に見せたディフェンス戦術のシフトだ。能代科学技術の執拗なオールコートプレスに対し、明成ベンチは即座にガード陣のスペーシングを修正。ハイポストを経由した素早いパスワークでプレッシャーを無力化し、連続12得点のビッグランを生み出した。個々のフィジカルに頼るだけでなく、コート上の5人が阿吽の呼吸でスペースを突く規律の高さ。これこそが優勝への決定打となった。