水原一平の年収推移と転落の真相|巨額横領の裏にあった金銭事情

水原一平の年収推移と転落の真相|巨額横領の裏にあった金銭事情

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十分すぎる高給を得ていた水原氏が、なぜ奈落の底へと転落したのか。その決定的な引き金となったのが、2021年後半から始まった違法ブックメーカー(胴元)を通じたスポーツ賭博でした。

法廷で提出された証拠資料によると、水原氏は約2年半の間に合計約1万9,000回もの賭けを行っていました。1日平均約25回、1回あたりの掛け金は数百ドルから数十万ドルへと急速にエスカレート。勝ち総額約1億4,200万ドルに対し、負け総額は約1億8,300万ドルに達し、純損失は約4,068万ドル(約62億円)という天文学的赤字を抱えることになります。

追いつめられた水原氏は、大谷選手が2018年に開設した給与受取用銀行口座の連絡先情報(メールアドレス・電話番号)を自身の端末へ無断で書き換え、銀行窓口に対して大谷本人になりすまして電話をかける手口で送金を強行。送金総額は約1,659万ドル(約25億円超)にのぼりました。さらに事件発覚に伴い、過去の学歴(カリフォルニア大学リバーサイド校卒業とされていた経歴の不存在)やボストン・レッドソックスでの通訳歴の虚偽など、複数の経歴詐称疑惑も次々と白日の下に晒される事態となったのです。

佐々木 一輝
著者

佐々木 一輝

Webメディアでの編集・執筆歴10年。読者の好奇心を刺激するストーリー作りを心がけています。