国債を購入する前に必ず押さえておきたいのが、途中解約のルールと商品の違いです。個人向け国債には個人向け国債5年中途換金のルールが定められており、発行から1年が経過すれば、1万円単位でいつでも国へ売却して現金化できます。
中途換金時には「直前2回分の各利子(税引前)相当額×0.79685」が差し引かれますが、購入時の元本が割れることは絶対にありません。実質的にペナルティは直近1年分の利息相当にとどまるため、急な出費にも柔軟に対応できます。
一方、金融機関の窓口で販売される新窓販国債5年利回りは、市場で流通する利回りがそのまま適用される固定利付国債です。新窓販国債は満期を待たずに売却する場合、その時点の市場価格で買い取られるため、金利上昇局面では売却損(元本割れ)が発生するリスクがあります。「元本割れを絶対に避けたい」と考える個人は、新窓販ではなく個人向け国債(固定5年)を選ぶのが鉄則です。