配管部材の現場では、メンテナンス性を向上させるための技術革新が静かに進んでいる。水回り金具の専業メーカーである株式会社カクダイは、狭小スペースでも工具なしで着脱しやすい排水トラップや、泡の逆流を物理的に抑える特殊構造の部材を開発し、現場の施工業者やDIY層から高い評価を得ている。
一方、パナソニック株式会社をはじめとする家電メーカー側も、本体側の「槽洗浄コース」の進化や排水ポンプの制御によって、トラップ側に汚れを溜め込まない工夫を凝らす。しかし、洗剤の使いすぎや柔軟剤の過剰投入があれば、いかに高度な家電であっても配管内のスラッジ化は防げない。ハードウェアの進化に甘えず、住まい手自身がトラップの構造特性を理解して手入れすることが求められている。