トルコギキョウの国内シーンがこれほど活況を呈している背景には、日本の種苗メーカーが世界に誇る開発力がある。
サカタのタネやタキイ種苗といったトップ企業が長年にわたり心血を注ぎ、耐暑性に優れた品種や花弁の波打ちが極めて美しいフリンジ咲き、大輪八重咲きの品種を次々と市場へ送り出してきた。かつての一重咲き中心の地味な草花というイメージは完全に払拭され、いまや日本発の高品質なユーストマは世界市場でも最高峰のブランドとして扱われている。
農林水産省がまとめる統計でも、花卉園芸産業における切り花部門の主要品目として常に上位へ食い込み、冠婚葬祭の需要激変を乗り越えて個人向けギフトやホームユースでの需要を拡大させている。日本の高度な品種改良技術が、ビギナーにとっても格段に育てやすい頑強な園芸品種を生み出す原動力となっているのは間違いない。