施術中によくあるトラブルが、針を刺した部位から腕全体にかけてズキズキとした痛みが走る「血管痛」です。ビタミンCの点滴液は浸透圧が非常に高く酸性に傾いているため、細い血管の内壁を直接刺激してしまうことが原因です。
痛みを我慢したまま投与を続けると、血管炎を引き起こす恐れもあります。現場では以下のような対処法で刺激を大幅に緩和することが可能です。
・点滴速度を落とす:滴下スピードを緩めるだけで血管壁への急激な負担が激減します。
・保温グッズで腕を温める:ホットパックや湯たんぽで血管を拡張させ、血流を促します。
・マグネシウム等の添加:浸透圧や酸性度を中和・緩和する薬剤を混注してもらう。
・水分を多めに摂取しておく:体内の水分量を増やして脱水状態を避ける。
少しでもピリピリとした違和感や痛みを感じた場合は、決して我慢せず、速やかに担当の看護師や医師へ伝えることが快適な施術のポイントです。