一口食べれば、誰もが目を見張る。米粒の立ち具合、絶妙な塩気、海苔の香り。運営元である株式会社むさしが貫くのは、機械任せにしない職人の手の温もりだ。看板である俵むすびは、時間が経ち冷めた状態こそが完成形であるかのように、水分量と塩分が計算し尽くされている。
この味に魅了された著名人は数知れない。かつてフォークソング界の巨匠・吉田拓郎がラジオ番組等で熱弁を振るったことで全国にその名が広まったエピソードはあまりにも有名だ。さらに地元のスポーツ界からの信頼も厚い。広島東洋カープの選手たちが試合前の腹ごしらえとして愛好し、ファンもまたMAZDA Zoom-Zoom スタジアム広島へ向かう道中で買い求める。勝利を祈る味覚として、スタジアムのスタンドにはいつもこの折箱があるのだ。