この騒動において特筆すべきは、炎上の矢面に立たされた壇蜜本人のメディア対応の素晴らしさでした。動画の内容自体は行政と制作会社が企画・演出し、彼女はいち演者としてオファーに応じた立場に過ぎません。しかし彼女は制作側のせいにすることなく、騒動後の取材や出演番組で極めて冷静かつ誠実な発言を徹底しました。
壇蜜は公の場で「不快な思いをされた方がいるのであれば、それは本当に申し訳ないことです」「自分の表現が至らなかった部分を受け止めたい」と語り、批判意見を頭ごなしに否定することなく真摯に受け止める姿勢を示しました。同時に、「宮城を元気にしたいというスタッフの熱意だけは本物でした」と関係者を気遣うコメントも残しています。
自身の過激なパブリックイメージを客観視しつつ、決して言い訳をせず、全方位に配慮した大人の振る舞いを見せたことで、ネット上では「悪いのは過激な演出を指示した側であり壇蜜ではない」「壇蜜のコメント力が圧倒的に大人で品格がある」と再評価される結果となりました。結果としてタレント生命に傷がつくどころか、彼女の知性と人間性の高さが世間に広く認知される契機となったのです。