適性検査そのものの精度もさることながら、より深刻なのは診断結果の「使われ方」だ。本来、適性検査は指導員が受講生の性格的クセを把握し、一人ひとりに合った安全指導を行うための「参考資料」に過ぎない。
しかし現場では、一部の指導員が検査結果を悪用し、受講生を威圧したり叱責したりするための口実に使っているケースが報告されている。「君は自己中心的な性格だから事故を起こす」「集中力ゼロって書いてあるだろ」といったハラスメントまがいの発言が、教習生の心を深く傷つけている。検査結果が指導の質を向上させるためではなく、マウンティングの道具と化している実態は極めて深刻だ。