お笑い界に大きなインパクトを与えた尼神インターの解散、そして誠子の吉本興業退所。ヤンキーキャラの渚と、絶妙な掛け合いを披露していた誠子の存在感は、劇場でもテレビでも唯一無二だった。しかし、コンビ活動が15年という節目を迎える中で、2人の見据える未来には少しずつ変化が生じていた。
「笑い」を追究し続ける中で、表現者としての方向性にずれが生じるのは決して珍しいことではない。尖った個性を発揮し続ける渚に対し、誠子は次第に料理や美意識、個人のライフスタイルを軸とした表現へと興味を広げていった。長年のパートナーシップに終止符を打つ決断は容易ではなかったが、互いの未来を心から応援し合うためのポジティブな選択だったと言える。