芸能界を目指すうえで最も混同しやすいのが「芸能プロダクション」と「芸能養成所(スクール)」の違いです。この境界線を曖昧にしたまま応募してしまうことが、金銭トラブルの根本的な原因になっています。
一般的な養成所費用相場は、入所金として10万〜30万円、月々のレッスン料として2万〜5万円(年間で40万〜100万円程度)が発生します。養成所は「教育サービスを提供して対価を得る学校ビジネス」であるため、受講生がお金を支払うのは正当な取引です。
問題なのは、事務所の体裁を取りながら実態は養成所の生徒集めを目的としている事業者です。マネジメントを行う意思がないにもかかわらず「所属オーディション」と銘打ち、最終的に高額なスクール契約を結ばせるケースが目立ちます。芸能プロダクション契約金なしが本来のプロ契約であるという基本原則を、まずは強く認識しておく必要があります。