現在の郡山市役所本庁舎は、昭和の高度経済成長期に建てられた建造物であり、老朽化や耐震性、避難スペースの確保といった課題を長年抱えてきた。2026年、市は本格的な新庁舎の建設・整備構想に向けて、具体的な設計段階と予算配分の最終調整に入っている。
議論の中心にあるのは、単なる老朽建物の建て替えにとどまらない「次世代型防災拠点」としての機能整備だ。東日本大震災をはじめとする過去の災害対応の経験を踏まえ、大規模な地震や風水害が発生した際にも行政機能を止めない独立型電源システムや、広大な物資備蓄・避難受入エリアの確保が計画されている。建物の配置や構造についても、市民の憩いの場である開成山公園との調和を意識した緑豊かでオープンなデザインが検討されている。