注水すすぎの導入を躊躇する最大の理由は「水道代が高くなる」というイメージです。ネット上では「水道料金が跳ね上がる」といった不安の声も散見されますが、実際の水使用量と金額の差を計算すると、実態は大きく異なります。
東京都水道局の一般的な単価(1リットルあたり約0.24円〜0.3円)を基準に、容量8kg〜10kgクラスの縦型洗濯機で比較してみます。一般的なためすすぎ1回あたりの使用水量が約35〜45リットルであるのに対し、注水すすぎではオーバーフロー分が加わるため、1回あたり約50〜65リットルの水を使用します。差量は1回につき約15〜20リットルです。
金額に換算すると、注水すすぎ1回あたりの追加コストは約3.6円〜6円にとどまります。標準的な「すすぎ2回」の全行程をためすすぎから注水すすぎに変更した場合でも、1回の洗濯で増える水道代は約8円〜12円程度です。毎日1回洗濯機を回す家庭であっても、月額にして約240円〜360円の差に収まります。
「水道代が倍増して家計を圧迫する」という噂は誇張であり、わずかなコスト増で高い洗浄効果と清潔さを得られる投資と考えれば、極めて費用対効果の高い選択肢といえます。