「付き合おう」と言わない。でも、毎週会う。旅行にも行く。欧米から流入した「シチュエーションシップ(Situationship)」という言葉が、日本の若者の間でも急速に市民権を得ている。白黒つけない関係。責任は負いたくないが、孤独は嫌だ。この都合の良いグレーゾーンが、現代の人間関係のスタンダードになりつつある。
「告白」というステップを踏むことは、相手への重いコミットメントを意味する。タイパ(タイムパフォーマンス)を重視する現代人にとって、そのリスクは高すぎるのかもしれない。傷つくことを恐れるあまり、関係に名前をつけない選択をする人が増えている。