鏡の前で溜息をつく女性たちの多くは「まだお腹に余分な脂肪がついている」と誤解し、さらに過酷な食事制限へと走りがちだ。しかし、臨床現場や身体構造の専門家が明かす真実は実に衝撃的である。痩せ型でありながら腹部だけが出っ張る現象の主因は、脂肪の量ではなく内臓下垂と骨盤歪みにある。
腹部の深層に位置する体幹筋肉群(インナーマッスル)が弱まることで、本来あるべき位置に固定されていた胃や腸などの臓器が重力に負けて下方にずり落ちてしまう。これが内臓下垂の正体だ。さらに、日常の偏った姿勢や長時間のデスクワークによって前傾または後傾する骨盤歪みが加わることで、押し下げられた内臓が前へと押し出される構造が出来上がる。脂肪を減らすアプローチではこの物理的なドミノ倒しを解決できないため、どれだけ体重を落としても腹部だけが取り残されることになる。