結論から明かすと、『漢文早覚え速答法』を完璧に仕上げた上で過去問演習を積めば、共通テスト漢文で満点(50点)を奪取することは極めて現実的です。多くの受験生が「満点を取るには分厚い句形参考書や膨大な単語帳が必要なのではないか」と誤解していますが、共通テストで出題される漢文の構造は極めて論理的かつ定型的です。
大手予備校の設問分析データを見ても、共通テスト漢文の正答を導く鍵は「主要な句形の正確な識別」「重要漢字の意味の把握」「文脈に応じた心情・教訓の読解」の3点に集約されます。本書は、このうち配点の約7割を占める句形と語彙を極限まで絞り込んで網羅しています。
ただし、ここで注意すべき落とし穴があります。それは「本書を読んだだけ」では満点は取れないという事実です。本書でインプットした知識を、実際の試験形式(会話文・複数テキスト・注釈の活用など)で運用する「アウトプット訓練」を怠れば、本番で8割前後にとどまるケースが少なくありません。本書を土台に据え、過去問や共通テスト模試を5〜10年分演習することで、知識が確固たる得点力へと昇華し、満点への扉が開かれます。