全国に店舗網を広げる100円ショップ大手各社の手芸売り場を定点観測すると、各チェーンの明確なポジショニングの違いが浮き彫りになります。ただ安いパーツを並べる時代は終わり、ターゲット層のライフスタイルに合わせた商品開発が急速に進んでいます。
百均のビーズ売り場におけるダイソーは、圧倒的な物量と汎用性の高さが最大の特徴です。ベーシックな丸小ビーズからアクリルビーズの大容量パック、さらには初心者向けの手芸キットまで幅広く網羅しています。子ども向けから大人のホビーまで隙のない棚割りが組まれており、まず基本パーツを一通り揃えたい場合に最も適した選択肢と言えます。
一方、セリアの百均ビーズコーナーは、デザイン性の高さとトレンドの即応力で群を抜いています。くすみカラーやアンティーク調パーツ、繊細なカットが施されたガラス素材など、高見えする資材のラインナップは圧倒的です。流行の発信地であるSNSの動向を綿密に分析した商品展開が目立ち、大人向けのアクセサリー資材として高い支持を集めています。
キャンドゥの百均ビーズは、サブカルチャーや推し活需要に特化したユニークな商品企画が際立ちます。メンバーカラーを意識したカラーバリエーション展開や、コラボレーションアイテムなど、特定の用途にピンポイントで刺さる資材調達を得意としています。