近年の映像作品で松重豊を知った世代にとって、松重豊の昔の写真や20代当時のポートレートは新鮮な衝撃を与えています。長崎県で生まれ福岡市で育った松重は、誕生時に病院で最大の赤ん坊として記録され、学童期から常に背の順で後ろから2番目をキープしていたという筋金入りの長身です。
成人してからの松重豊の身長は若い頃から公称188cm(一時は190cm近く)を誇り、欧米のファッションモデルにも引けを取らないスタイルを形成していました。当時のアー写や劇団時代のスナップを見ると、彫りの深いシャープなフェイスラインに、射抜くような鋭い視線が刻まれており、単なる「爽やか系美男子」とは一線を画す、アングラカルチャーの匂いを纏った松重豊の20代イケメン像が浮かび上がります。
メディアやネット上のアーカイブ画像(松重豊 若い頃 画像)を確認すると、黒髪の長髪や無造作なセット、革ジャンやシンプルな白Tシャツを着こなす姿は、まさに1980年代後半から1990年代初頭のサブカルチャー全盛期を象徴するカリスマ的雰囲気に満ちています。この尖りきったオーラこそが、後年の怪演や深みのある演技の強固な土台となっていきました。