大杉漣さんの家族構成は、劇団時代からの苦楽を共に分かち合ってきた妻・弘美さん、そして長男と長女の4人家族です。売れないアングラ劇団員時代、アルバイトで食いつなぐ過酷な日々を支え続けた弘美夫人に対し、大杉さんは生前、メディアの取材でも常に「妻がいなければ今の自分はない」と深い敬意と感謝を口にしていました。
長男の大杉隼平(おおすぎ しゅんぺい)氏は、国内外で高く評価される写真家として精力的な活動を続けています。ロンドンで写真を学び、父・大杉漣さんの現場に同行してスチール撮影を手がけた経験も持つ隼平氏は、父の没後もその温かな眼差しを受け継ぐ作品を発表し続けています。
隼平氏は全国各地での個展開催や復興支援チャリティ活動を行う傍ら、父との思い出を綴った写真展やエッセイを通じ、一人の人間としての「大杉漣」の姿を世に伝え続けています。家族の絆は今も変わることなく、確かな形で息づいています。