高度医療の要となるのが、施設内に完備されたMRI・CT画像診断機器である。従来のX線検査や超音波検査では発見が困難だった微小な脳腫瘍、脊髄病変、あるいは血管の走行異常を、数ミリ単位の精度で立体的に可視化する。麻酔リスクを最小限に抑えるため、撮影時間の短縮化を図った最新鋭のソフトウェアが導入されている点も特徴的だ。
例えば、突然の四肢麻痺で歩行不能となったダックスフンドが運び込まれた際、即座に椎間板ヘルニアの圧迫部位を特定し、同日中に緊急手術へと移行するケースも珍しくない。画像診断の精度向上は、執刀医が手術に挑む前のプレッシャーを軽減し、手術時間の短縮と生存率の向上に直接寄与している。