受験生や保護者が抱きがちな先入観の中には、現場の事実と食い違っているケースが少なくありません。代表的な誤解を解消しておきましょう。
第一の誤解は、「強豪部活の部員は勉強をしていないのではないか」という懸念です。実際には、皆実高校では成績不振者に対する追試や指名補習が徹底されており、学業がおろそかになっている生徒は部活動の公式戦への出場が厳しく制限されます。限られた時間の中でタイムマネジメントを行う能力が鍛えられるため、部活引退後に一気に学力を伸ばして難関大学に逆転合格する生徒が毎年多数存在します。
第二の誤解は、「衛生看護科に入学した後でも、文系や理系の他大学へ簡単に進路変更できる」という思い込みです。衛生看護科のカリキュラムは、1年次から専門の看護基礎科目や臨地実習が組み込まれているため、一般大学受験に必要な文系・理系科目の履修単位数が普通科とは異なります。途中で一般大学へ進路変更することは制度上不可能ではありませんが、独学での受験勉強が必要となり大きな負担を伴います。中学生の段階で「本当に看護の道へ進む意志があるか」を熟考しておく必要があります。
これらのリアルな学校生活や学科ごとの違いを肌で体感するためには、夏から秋にかけて開催されるオープンスクール(学校説明会・体験入学)への参加が欠かせません。実習室の設備や部活動の練習風景、在校生が醸し出す雰囲気を直接確認することで、入学後のギャップを確実に防ぐことができます。