K-POPのコンサート参戦において、いまや必須アイテムとなった「公式ペンライト(応援棒)」。近年のペンライトは中央制御による演出連動システム(Bluetooth通信)が標準装備されており、精密機械としての性質を帯びています。これに伴い、外見だけを精巧に真似た「外装はそっくりだが会場で光が同期しない偽物」がフリマアプリや一部の非認証通販で出回っており、深刻な被害を生んでいます。
現場取材と被害報告から判明した、偽物を見分けるための決定的なチェックポイントは以下の3点です。
第1に、専用スマートフォンアプリとのBluetoothペアリング挙動です。正規品は公式アプリを立ち上げてペンライトをペアリングモードにすると、数秒でファームウェアのバージョン情報が読み込まれ、カラー変更やバッテリー残量表示が正常に機能します。一方、偽物はそもそもBluetoothモジュールが搭載されていないか、型番の異なる安価な基板が使われているため、「デバイスが検出されません」とエラー表示が出ます。公演直前に会場前で発覚しても買い直すことは困難であるため、購入後すぐに自宅でアプリ連動テストを行うことが鉄則です。
第2に、外箱に貼付されたホログラムシールと製品印字の精度です。韓国の公認流通品には、韓国著作権保護院や所属事務所のホログラムシールが貼られています。正規品のホログラムは角度を変えると立体的なシンボルや微細な英数字が鮮明に浮かび上がりますが、模倣品のシールは単なる虹色の反射シールであったり、印字が潰れていたりします。また、パッケージ側面の「MADE IN KOREA」フォントの太さや、技適マーク(日本国内の電波法適合証明)の有無も重要な手掛かりとなります。
第3に、「市場相場から極端に乖離した安値」への警戒です。公式ペンライトの製造原価とライセンス料、輸送費を考慮すると、新品が定価(約5,500円〜7,500円)を大幅に下回る「3,000円台・送料無料」などで販売されることは商道徳上あり得ません。「在庫処分」などの甘い言葉に惑わされず、出処の不透明な格安出品は購入リストから完全に排除する勇気が必要です。