「自分にはフェイスパウダーのどっちがいいのか」という問いに対する結論は、求める仕上がりの質感と、自身の肌質(皮脂量と水分量のバランス)によって明確に分かれます。
1. 肌質別:乾燥肌 vs 脂性肌のベストジャッジ
皮脂分泌が多くTゾーンのテカリやメイク崩れに悩む脂性肌(オイリー肌)には、微細な皮脂吸着パウダーが均一に広がるルースパウダー、もしくは皮脂コントロール機能に特化したプレストパウダーが適しています。特に朝のベースメイク段階で、サラサラのルースパウダーをしっかり仕込んでおくことで、皮脂をスポンジのように吸着し、日中のドロドロ崩れを未然に防ぐことが可能です。
一方、水分量が不足しがちな乾燥肌や部分的にカサつくインナードライ肌の場合、油分を奪いすぎるルースパウダーを全顔に多量塗布すると、時間の経過とともにツッパリ感や小じわの目立ち(ちりめんジワ)が発生します。乾燥肌には、スクワランやヒアルロン酸などのエモリエント成分(保湿油分)が配合されたしっとり系のプレストパウダー、またはアミノ酸コーティングされた高保湿ルースパウダーをブラシで薄くまとうアプローチが最適解です。
2. 理想の仕上がり別:毛穴カバー・マット肌 vs 素肌感を残したツヤ肌
陶器のように凹凸のない端正なマット肌・セミマット肌や、小鼻周囲の毛穴カバーを最優先したい場合は、プレストパウダーが威力を発揮します。固形パウダーをパフで垂直に軽く押し込むことで、たるみ毛穴や開き毛穴の凹凸を物理的に埋め込み、フラットな均一肌を瞬時に作り出せます。
これに対し、内側から発光するようなみずみずしいツヤ肌や、透明感あふれるナチュラルな仕上がりを好むなら、ルースパウダーが圧倒的に有利です。微細なパールや偏光ラメを含んだルースパウダーを大きめのフェイスブラシで磨くようにのせることで、ファンデーションの生ツヤ感を損なうことなく、ベタつきだけを的確に抑えられます。