国際スケート連盟 (ISU) が進める採点改革は、プログラムコンポーネンツ(PCS)の評価基準をより厳格化させている。かつては5項目あった構成点が3項目に整理されて以降、ジャッジの目は「音楽の解釈」や「構成の必然性」に対して一段とシビアになった。
ジャンプの成否だけで逃げ切る時代は完全に終わった。ジャンプの前後にどのようなトランジション(繋ぎ)を入れているか、体全体のラインが音楽と調和しているかが容赦なく採点に反映される。この厳格な評価基準こそが、技術点先行のジャンパーと総合力に長けた表現者との間でスコアが拮抗する最大の要因となっている。