日本国内における自転車の役割は、単なる移動手段から趣味・スポーツの領域へと大きく拡張した。その背景には、実写映画『弱虫ペダル』のヒットに代表されるカルチャー的な広がりがある。作品に影響を受けてロードバイクを手にした若者たちが、街の自転車修理・販売業に新しい風を吹き込んでいるのだ。
さらに、グランツールで世界と渡り合ってきたプロロードレーサー新城幸也の長年にわたる活躍は、国内のサイクリスト層に強い刺激を与え続けている。本格的なロードバイクやクロスバイクは日常のメンテナンス手順がママチャリとは異なり、専用の工具と高度な知識を必要とする。スポーツバイクに精通したショップの需要は、今や地方都市にまで広がっている。