インターハイ2回戦、王者・山王工業との死闘は、桜木花道という男が真のバスケットマンへと生まれ変わる決定的な舞台となりました。点差をつけられ絶望的な空気が漂う中、安西先生の期待に応えてオフェンスリバウンドをもぎ取り続け、湘北に反撃の狼煙を上げます。
その激戦の最中、ルーズボールを追って本部席へダイブした桜木は、選手生命を脅かす背中の激痛(脊椎の損傷)に見舞われます。立っていることすら困難な極限状態の中、交代を促す安西先生に対して放ったのが、作中屈指の名言「オヤジの栄光時代はいつだよ…全日本のときか? 俺は今なんだよ!!」でした。
怪我の恐怖に打ち勝ち、コートに戻った桜木は、最後の瞬間に流川からのパスを受け取り、合宿で血のにじむ特訓を重ねた「左手はそえるだけ…」のジャンプシュートを沈めます。直後に交わされた流川との無言のハイタッチは、言葉を超えて互いを認め合った最高の瞬間であり、ハッタリではない本物の実力を持った選手として覚醒した瞬間でした。