ズラタン・イブラヒモヴィッチという偉大なアイコンの残像は、長らくナショナルチームに重くのしかかっていた。しかし、スウェーデンサッカー協会は過去の遺産にすがるのではなく、長期的な育成システムの改革と戦術トレンドのアップデートに舵を切った。
協会が推進した指導者ライセンス制度の改定やデータ分析チームの刷新は、数年を経て大きな実を結んでいる。「レジェンド一人の個性に頼る国」から「次々とモダンなタレントを輩出するシステムを持つ国」へ。伝統的な北欧のフィジカル文化と最先端の戦術思想が融合した新たなアイデンティティが、いま芽吹き始めている。