近年の密着取材を通じ、日本を訪れる外国人たちの目的に大きな変化が生じていることが浮き彫りになってきた。かつて主流だった「富士山を見たい」「秋葉原でアニメグッズを買いたい」「寿司を食べたい」といった王道の観光スタイルは影を潜め、よりマニアックでパーソナルな体験を求める傾向が急激に強まっている。
たとえば、地方の廃線寸前のローカル線を自作のカメラで撮影するためだけに渡航した若者や、日本古来の伝統的な包丁鍛冶の技術を学ぶべく3ヶ月間弟子入りする欧州のシェフなど、特定の目的意識を持った「ディープな旅人」が激増しているのだ。ロケ現場での取材で判明した最新のトレンドは、単なる観光地の消費ではなく「体験の共有と自己実現」。自らの情熱を傾ける対象がたまたま日本にあったという外国人が増えており、その純粋な情熱がカメラ越しに視聴者の心を強く揺さぶる。