破片から生まれた国民的スナック!ベビースターラーメン激動の歴史

破片から生まれた国民的スナック!ベビースターラーメン激動の歴史

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時計の針を1950年代後半へと巻き戻してみよう。当時、松田産業(現・おやつカンパニー)の創業者である松田由雄は、即席めんの製造過程で発生する「麺の欠片」に着目していた。天日干しされた麺の端切れが工場内に落ちているのを見た松田は、「これを捨てるのはあまりにもったいない。味を付けて従業員のおやつにできないか」と考えついたのだった。

試行錯誤の末、スープを絡めて香ばしく煎り上げた麺クズは、社内で大評判となった。「これなら子どもたちも絶対に喜ぶはずだ」。その直感は的中する。1959年、「ベビーラーメン」の名でわずか10円で発売されると、たちまち子どもたちの心を射止めた。当時の物価からしても破格の手軽さと、本物のラーメンをそのままスナックにしたような斬新さが、空前のヒットを生み出すきっかけとなった。

山下 哲也
著者

山下 哲也

デジタルガジェットとスマート家電の検証記事を多数執筆。失敗しないモノ選びを提案します。