日常の買い物で混同しやすいのが「賞味期限」と「消費期限」の決定的な違いだ。消費者庁が管轄する食品表示法の規定により、あらゆる加工食品には適切な期限表示が義務付けられている。賞味期限は「品質が変わらず美味しく食べられる期限」を示したものであり、切れた瞬間に即座に危険が生じるわけではない。一方、急速に傷みやすい生鮮加工品などに付与される消費期限は「安全に食べられる最終期限」を意味する。
農林水産省が推進するフードロス削減運動の観点からも、安全係数を踏まえて設定された賞味期限が過ぎたからといって、機械的に破棄することは推奨されていない。2026年現在の最新運用基準においても、未開封かつ適切な温度で保存されていた場合、記載期限の1.1〜1.5倍程度の期間は安全性が維持されるケースが多いとされる。ただし、これは製造元が指定した保管基準が守られていることが絶対条件だ。